【個人事業主なら税理士はいらない?】任せると節税効果は絶大です。

こんにちは、ひびといです。

私はフリーランスの個人事業主ですが毎年の確定申告は税理士さんに一任しています。

個人事業主の場合、税理士はいらないという意見もあるようですが個人的には専門家に任せるメリット・節税効果は絶大だと感じています。

実際に頼むとコストはどれくらいになるのか、節税効果はどれほど違ってくるのか私のデータをもとに詳しく解説します。

個人事業主なら税理士はいらない?

毎年欠かさずやってくる確定申告。

事業をしている人なら法人・個人関係なく絶対に行わなくてはいけませんよね。

法人の場合は税理士さんに任せている企業が多いと思いますが、個人事業主の場合自分でやってしまう人も少なくないと思います。

私自身も事業を始めて3年ほどは自分でやっていましたが、第2子を妊娠したタイミングで自身で行うのが難しくなりそこから毎年顧問契約をして税理士さんにお願いするようになりました。

以前は

ひびとい
自分でやれば顧問費用の節約になるし、がんばってやろう!

と思っていた私ですが、実際にお願いして5年ほど経ち

ひびとい
本当に税理士さんにお願いしていてよかった~

という考えに大きく変わりました。

今では

  • 税理士費用は必要経費
  • 節税のためにも必須の費用
  • 餅は餅屋

と、税理士さんにかかる費用は絶対に必要な経費だと思っています。

理由は「費用対効果が半端ないから」ですね。

詳しく解説していきます。

税理士さんに任せると節税効果は絶大!

リアルな個人事業主の税理士費用

まず初めに、私がお願いしている某税理士事務所の費用はどれくらいなのかご紹介しますね。

月額顧問料 10450円
源泉徴収手続き料 5000円
年間総額 130400円

年間で約13万円の費用がかかっています。

これはかなりお値打ちな方ではないかな?と思います。
ちなみに普段の帳簿付けは自分で行い、定期的に税理士さんにチェックしてもらう契約内容です。

また確定申告に別途料金は一切かからず、月額顧問料に含まれています。

この税理士事務所に決める前に3か所聞きに行ったのですが、ここが一番お値打ちで会社が大きかったので決めました。

3軒回った印象だと、個人の方が割高な印象でしたね。

会社として大きいとその分従業員さんも多いため、分業して割安にできているのではないかな?と思います。

源泉徴収手続き料というのは、私が専従者給与を払っているためその手続きにかかる料金が年に1度別でかかるためです。

ただこれも5000円払うだけで書類を書く時も手伝ってもらえますし、申告などは全てお任せです。

大きな会社ではありますが担当の税理士さんは1人だけで頻繁に担当者が変わる、ということもないので安心して任せられていますね。

節税効果はどれくらいあったのか

では節税効果がどれくらいあったかというと税理士さんにお願いして以下のメリットがありました。

  • 青色申告も日々の帳簿をつけるだけで完結できる(青色控除を使える)
  • ふるさと納税の損をしないぎりぎりの価格を教えてもらえる
  • 小規模共済・イデコの手続き
  • 専従者給与の手続き
  • 自分の事業に専念できる

この5つですね。

青色申告も日々の帳簿をつけるだけで完結できる(青色控除を使える)

一番のメリットは「青色申告が格段に簡単になった点」です。

頭のいい方は簡単にできるかもしれませんが、自分でやっていた頃はほんっっとうに大変でした。

確定申告の1か月前からはほぼ通常業務をやめて、確定申告に向けての準備に費やす日々でした・・・

青色申告って難しいんですよね。
簿記の知識なども全くなかったので帳簿をつけるのも一苦労でした。

ですが青色申告にするだけで青色申告特別控除額が65万円使えるのでとても大きいです。

メモ

白色申告の場合は所得2,400万円以下で控除額48万円です。

今は月額顧問料に会計ソフトの利用も含まれているので、かなり帳簿をつけるのも楽になりました。
分からない点があれば電話やメールでいつでも聞けますし、事務所に行って直接聞くことも可能です。

何より間違っている部分があれば毎月チェックしてもらえるので、

ひびとい
確定申告で間違いがあったらどうしよう・・・

という心配がなくなりました。

これは「帳簿の間違い・過少申告加算税を避けることが出来る」というメリットもあり、間違えて申告してしまうと後から追徴課税がある危険性がありますよね。

プロにお任せすることでそういった心配がなくなったのはとても大きいです。

自分の事業に専念できる

次に大きなメリットだと感じているのが「自分の事業に専念できる」という点です。

税務関係は丸投げできるので、その分自分の事業に充てられる時間が格段に増えました。

税務関係は毎年変更があったり、専門用語も多くはっきり言って素人ではかなり難しいです。

もちろん勉強して理解を深めることも大切ですが、専門家に丸投げして自分は自分の仕事に集中したほうがよっぽど利益率は高いですよね。

プロは自分の専門分野について常に勉強しているので、最新の情報もそこから受け取ることが出来ます。

時間の節約になる」というのは本当に大きなメリットです。

ふるさと納税の損をしないぎりぎりの価格を教えてもらえる

3つ目のメリットは「ふるさと納税の損をしないぎりぎりの価格を教えてもらえる」という点です。

これ、自分で計算していた時はざっくりとしかわからず結構大変でした。

今は12月末の本当にぎりぎりまで相談に乗ってもらえ、計算した結果を教えてもらえるのでとても助かっています。

個人事業主の場合、月々の収益は固定ではなく変動の方がほとんどだと思います。

特に12月の売り上げが極端に多かったり少なかったりする場合、12月末あたりに改めて算出することでよりぎりぎりを攻められるようになるので税理士さんの節税効果はかなり高いと感じています。

小規模共済・イデコの手続き

小規模共済イデコは自分で調べればわかる範囲ですが、当時仕事と育児の事で頭がいっぱいで自分で調べる余裕がなく、税理士さん経由で教えてもらい結果かなりの節税になっています。

今は事業の利益に対して掛け金が多くなりすぎないか、毎月の売り上げを見ながら調節もかねて相談をしています。

専従者給与の手続き

私は専従者給与の支払いもあるのですが、そのお給料をいくらに設定するのかという点も税理さんとその年、月の売り上げを見て細かく相談しています。

専従者給与は所得控除の1つであり、私の場合は節税には欠かせない要素の1つです。

これも白色申告だと

配偶者 86万円
その他の親族 一人あたり50万円

と決められていますが、青色申告の場合は専従者給与額の設定に決まりや上限はありません

そのため常識の範囲で、自分たちで自由に決められるんですね。

これも税理士さんに頼んでいなかったらとても自分ではできなかったと思います。

このように、年間13万円以上のメリットがあるので私は頼んでいて本当に良かったと感じています。

顧問税理士の選び方

最後に、これから顧問税理士を見つけたい!という方向けにおすすめの顧問税理士の選び方をご紹介したいと思います。

まず、私は地域の税理士さんを探せるプラットフォーム「税理士ドットコム」を利用しました。
こちらですね。
税理士ドットコム

無料で使えて市町村単位で探すことができます。
かなり便利なのでまずはここでチェックして、目星をつけて見積もりを出してもらうかアポを取るのがおすすめです。

次に顧問選びに欠かせない、私が考える条件は以下の通りです。

  • 自分の事業に詳しいか
  • 確定申告に別途料金がかからないか
  • 自宅から近い場所にあるか
  • 直感・相性も大切

自分の事業に詳しいか

1番はこれ、「自分の事業に詳しいか」という点です。

出来ればすでに抱えている顧客さんの中に、自分と同じ業種の人がいる税理士さんを選ぶのがおすすめです。

特に私のようなIT系の事業の場合、詳しくない税理士さんも多い印象でした。

外資系の企業も絡む場合は消費税関係も非課税になるケースもあるため、そのあたりの事もしっかり把握している人を選ぶのがポイントです。

確定申告に別途料金がかからないか

顧問料の中に確定申告代も含まれているか、別料金なのかも事前にしっかりチェックすべきポイントです。

月額料金が安くていいな~

と思っても、年度末にどかっ!ととられる可能性もあります。

特に確定申告はプロにお願いしたい部分なので、料金を比較する場合はトータルで比較するようにしてください。

また最低でも3軒は回って、それぞれで見積もり・料金表を出してもらいましょう。

そうすると

ここは高すぎるな・・

なんでこんなにこの料金は安いんだろう?

という比較が出来ます。

ちなみに1度だけなら確定申告買い切りプランみたいなものがあるケースも多く、確定申告丸投げで8万円くらいでやってくれるところも多いです。
(私が見て回った範囲では翌年もお願いしたい場合は顧問契約になるケースが多かったです。)

とりあえずもう年度末で確定申告まで時間がない!という場合は確定申告プランで乗り切り、その対応がよければそこで顧問契約をする、というのも1つの方法です。

自宅から近い場所にあるか

税理士さんとは打ち合わせが欠かせません。

また地域ならではの施策などがある場合もあるので、できれば同じ地域の事務所に頼むのがおすすめです。

ただ今はビデオ会議などもできる時代になったので、そういう意味では必ずしも地域に密着した事務所じゃなくてもいいのかもしれませんね。

直感・相性も大切

あとは「直感で相性がいい人」を選ぶのも大切です!

私は3か所行って、一番印象が良かった人に決めました。

ひびとい
もちろん相性だけではなく、料金や事務所規模などトータルでみてよかったというのもあります。

今ではなんでも気軽に相談できるとてもいい関係になれたので、自分の直感を信じてよかった!と思っています。

やはり好意をもって接すれば、向こうも一生懸命対応してくれますしね。

税理事務所は高いイメージがあるかもしれませんが、うまく選べば費用対効果は抜群なので1人で処理するのが大変な方は検討してみるのもおすすめですよ。

時間の節約にも!個人事業主に最適な税理士選びにおすすめ

 

税理士ドットコム

以上「個人事業主が税理士さんを頼むメリット・節税効果」のご紹介でした。

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