猫様との暮らしを初めてもうすぐ1年。
この1年間で様々な出会いがあり、ほんの少しですが私も保護猫活動に片足をつっこみ、今後の人生が大きく変わるであろうきっかけになったと感じています。
まだまだ初心者で大した役にも立っていない私ですが、今後のことも含めて現在の自分なりの保護猫活動に対するスタンスをまとめてみました。
保護猫活動をされている方からしたら様々なご意見があるとは思いますが、あくまでもこれは自分がブレないようにするためのメモなので大きな目で見ていただけたらと思います。
目次
保護猫活動とは?
このブログはセミリタイアや投資メインで綴っているので、猫に興味がない方もいらっしゃると思います。
なので「保護猫活動」について簡単に説明すると、私個人は広義では「助けを必要とする猫達を支援する活動」だと解釈しています。
私も猫を拾うまで知らなかったのですが、保護猫活動と一口に言っても様々な活動内容があり
- 野良猫の避妊去勢手術をして、リターン(元の場所に戻すこと)をし、地域猫として見守る活動。
- 様々な事情から飼い主さんが問題を抱え、一緒に暮らすことが難しくなった猫たちのレスキュー。
- 多頭飼育崩壊の環境からのレスキュー。
- 元野良猫が家猫として人と共に暮らせるように人慣れ訓練をする活動。
- これらの猫たちの日々のお世話から通院、里親さん探し、看取りまで。
などなど・・・
もっとあると思いますが、ざっと思いつくだけでもこれだけの活動があります。
もちろん保護猫シェルターさんへ寄付をしたりすることも立派な保護猫活動の一つだと思います。
私が保護猫活動に興味を持ったきっかけは、拾った猫たちが野良だったことから野良猫たちの生活を思い、少しでも自分に出来ることはないかと考えるようになったからです。
これだけ多くの幸せをくれる猫という存在にもっと恩返しがしたい、という気持ちもありました。
ただ現実は理想通りにはいかないもので、活動に興味を持ち関わる中で、今の自分では出来ること・出来ないことがあるな、という事にも早々に気付きました。
日々暮らしていると、野良生活をしている猫たちが嫌でも目に着きます。
その度に、自分を不甲斐なく思ったり、もっと出来ることがあるのでは・・・と悩んだり、自分なりに葛藤がありました。
なので保護猫活動における自分のスタンスなどを一度まとめることにしました。
思い悩むこともありますが何もかも叶えることは難しいので、自分なりの指標とし、ブレないように、長い目でみて活動していけるように心がけたいと思っています。
家族を犠牲にはしない
まず大前提として家族を犠牲にするような活動は絶対にしない、と決めています。
家族というのは夫、子供たち、我が家の可愛い猫たち(あとハムちゃんも)です。
仕事もひと段落し、セミリタイアをしてのんびり暮らしている私ですが、子供がまだ手を離れていないので自分だけの人生を突き進むことは出来ません。
保護猫活動をすることで、家のことが酷く疎かになったり、子供たちに悲しい思いをさせることだけは絶対にしたくありません。
保護猫活動に邁進したい気持ちはあります。
ただ今ではないな、と思っています。
家族を犠牲にすることなく、出来る範囲で出来ることをする、それが第一のマイルールです。
TNRには手を出さない
「家族を犠牲にする活動はしない」と考えた時に、手を出してはいけないなと思ったのが「TNR」です。
「TNR」とは、Trap・Neuter・Returnの略で、野良猫を捕獲し(Trap)、不妊・去勢手術(Neute)を行い、元の場所に戻す(Return)という活動です。
これを行うことで、長い目で見て将来的に野良猫を減らすことが出来るというわけですね。
※他にも様々なメリットがありますが、ここでは割愛します。
TNRがとっても大切なことは良く分かっているつもりです。
可哀想な思いをする猫たちを減らすことができますし、TNR活動をされている方のことは本当に尊敬しています。
ただ子供がまだ小さい中でTNRをしようと思うと、家族だけではなく保護する猫ちゃんにも必ず皺寄せがいってしまいます。
それでは本末転倒なので、私はまだTNRには手を出しません。
それにリターンした後のケアも十分してあげられないと思うんですよね。
自分が保護してTNRするからには、責任を持って行いたい。
今は自分を取り巻く環境がとてもではないけれどTNRには適していないので、手を出さないという結論です。
今の私でも出来ること
では一体何なら出来るのか?ということですが、今の私でも出来ることを考えてみると
- 保護猫シェルターさんのお手伝い
- 預かりボランティア
- 困っている子がいたら助ける
この3つくらいだと思います。
保護猫シェルターさんのお手伝い
昨年の10月くらいから、近くの保護猫シェルターさんでお手伝いを始めました。
お手伝いと言っても私の場合は本当に少しで自分が行ける範囲でしか行けていませんが、お邪魔して猫ちゃん達と遊んだり、お掃除をさせてもらったりしています。
本当はもっと出来るといいのですが、なかなか時間が取れず・・・。
ボランティアなので無給ですが、可愛い子たちと触れ合うことができるのは癒しですし、今後も呼んでいただける限りは続けていきたいですね。
預かりボランティアについて
今年の4月から預かりボランティアを始めました。
(実は11月にも1度やったのですが、そのままうちの子になってしまったのでカウントしていません笑)
保護猫ちゃんを里親さんが見つかるまでお預かりするというのが預かりボランティアです。
繋がる保護団体さんによって様々なケースがあると思いますが、私の場合はとても恵まれていて、猫ちゃんにかかる費用はすべて保護団体さんが持ってくれています。
例えばフードや猫砂、グッズ、医療費などですね。
なので私は本当に日々のお世話をするだけです。
今回初めてやってみて、まだ1か月も経っていないので今後どうなるか分かりませんが今はやってみてよかった、という気持ちです。
TNRは難しくても、お預かりすることなら小さい子供がいても出来るので少しでも役に立てることが嬉しいですね。
困っている子がいたら助けたい
それ以外にも困っている子を見つけたら、その時は自分に出来ることをしたいと考えています。
長い目で見て
保護猫活動に関わるようになった当初は、将来は保護猫シェルターを運営したいと考えていましたが、今は少し変わりつつあります。
色々とやりたいことはありますが、とにもかくにも行動するには時間とお金が必要。
今は自分に出来る範囲のことをやりつつ、仕事を頑張りたいと考えています。
仕事もセミリタイアをして、もうあまり働かなくても食べていけるようになってしまったので一時期やる気を失っていましたが、最近は猫たちのことでやりたいことが出来たのでまたバリバリ働きたい気持ちが戻ってきました。
本当は、私が本腰を入れてやれるようになるころには保護猫活動なんて必要ない社会になっていたら一番いいんですけどね。
以上自分メモですが、保護猫活動に対するスタンスをまとめてみました。
さぁ、仕事がんばるぞー!!