気軽に購入できる飲み物は便利ですが、私は外では飲み物を買わず水筒を使うようにしています。
なぜかというと、チリも積もればとても大きな差になるからですね。
今回は毎日ペットボトルを買った場合と、水筒で飲み物を持参した場合でどれくらいの差が出るのか詳しく計算して調べてみました。
実際にその金額分、投資信託を購入した場合の運用益や最終積立金額も計算したところ少額であっても決して侮れない差が生まれることも分かって非常におもしろい結果になったので是非ご覧ください。
私が水筒を持ち歩く理由
私は外で飲み物を買いません。
出かける際は欠かさずに自宅で沸かしたお茶を水筒に入れていきますし、どうしても足りなくなった場合は水道水で済ませることもあります。
ありがたいことに日本は水道水が飲めるので、水筒を持ち歩くメリットがかなりありますよね。
ペットボトル代を節約してそのお金をどうしているのかというと、投資資金に回しています。
投資の世界には「72の法則」というものがあり、72の法則を使うとそのお金が2倍に増える期間を簡単に算出することが出来ます。
計算式は「72÷利回り=倍になるのに必要な年月」です。
例えばペットボトル代100円を投資した場合、以下の年月で倍にすることが可能です。
利回り | 倍になるのに必要な年月 |
3% | 24年 |
5% | 14.4年 |
7% | 10.2年 |
つまり、今の100円は利回り3%で見積もっても24年後の200円になる、というわけですね。
7%なら約10年で倍にすることが出来ますね。
と思うかもしれませんが、これを10年、40年と続けていくとどうなるでしょうか。
200円がさらに10年で倍になり、さらに倍に・・と単純計算していくと利回り7%の場合、
10年後 | 200円 |
20年後 | 400円 |
30年後 | 800円 |
40年後 | 1600円 |
最終的には100円が1600円になりました。
※単純に倍していっただけなので、実際は異なる可能性があります。
あくまでも目安として。
では週に1度ペットボトルを買う場合、毎日買う場合ではどうなるでしょうか。
外で飲み物を買わないといくらの節約になる?
ペットボトルを買った場合の総支出額
一般的な500mlサイズのペットボトルは100~150円程度ですね。
購入頻度別にかかる費用を表にするとこうなります。
ペットボトルの料金別支出額(年間) | |||
購入頻度 | 100円 | 130円 | 150円 |
1週間に1本 | 5200円 | 6760円 | 7800円 |
毎日 | 36500円 | 47,450円 | 54,750円 |
では、これを20歳から60歳までの40年間続けるとどうなるでしょうか。
ペットボトルの料金別支出額(40年間) | |||
購入頻度 | 100円 | 130円 | 150円 |
1週間に1本 | 208,000円 | 270,400円 | 312,000円 |
毎日 | 1,460,000円 | 1,898,000円 | 2,190,000円 |
150円のペットボトルを毎日40年間買い続けた場合の支出額はなんと「219万円」になります!
まさに塵も積もれば山となるですね。
年収300万円の人の手取りが約239万円なので、なんと1年分の労働収入に匹敵する金額です。
水筒を使う場合の支出額は?
さらにここから自宅でお茶を沸かし、水筒に入れて持ち歩く際の費用を引いてみます。
具体例として我が家の例で計算してみました。
まず、ティーバッグの費用は1箱297円(100袋入り)です。
1日に8袋使うので、12.5日で使い切る計算になりますね。
つまり1年で約30箱購入することになるため、1年のティーバッグ代は30箱×297円=8,910円です。
次に水筒代は
スタンレーの水筒1.9L | 5980円 |
500mlサイズの水筒 | 約2000円 |
これを10年に1度買い替えるとして、1年間に直すと798円です。
また、お茶に使う水道代は1日約4リットル(年間1,460リットル)。
1リットル0.2円として、1460リットル×0.2円=292円です。
お湯を沸かす際は電気ケトルで沸かしているので1回分2.6円×4リットル=10.4円
10.4円×365日=3796円
全て合計すると年間ちょうど13796円になりました。
多めに見て、14000円としてみます。
40年間×14000円=560,000(56万円)
つまり、先ほど計算したペットボトル代から自宅で沸かす場合の費用を引くと、
ペットボトルの値段 | 100円 | 130円 | 150円 |
毎日購入(1年間)節約できる金額 | 22,500円 | 33,450円 | 40,750円 |
ペットボトルの値段 | 100円 | 130円 | 150円 |
毎日購入(40年間)節約できる金額 | 900,000円 | 1,338,000円 | 1,630,000円 |
このような結果になりました。
つまり節約効果は毎日買う人の場合、自宅で用意するコストを引いても40年間で163万円にもなるんですね。
メモ
注意点としてペットボトルは500ml1本、自宅で沸かす量は4リットルで比較しているのでペットボトル8本分で計算した場合はもっとその差は大きくなります。
投資信託で積み立てた場合
では、毎日ペットボトルを買う代わりに投資信託で積み立てたらどうなるでしょうか。
控え目に利回り3%で計算してみました。
※楽天積み立てシュミレーションより引用
1週間に1度購入の場合は年間52週として÷12か月=4.3週で計算しています。
※100円×4.3週=1か月の購入代金
購入頻度:週1度分を40年間積み立てた結果 | |||
ペットボトルの値段 | 100円 | 130円 | 150円 |
投資元本 | 206400円 | 268320円 | 309600円 |
運用益 | 191806円 | 249397円 | 287708円 |
合計 | 398,206円 | 517,667円 | 597,308円 |
続いて毎日購入した場合を計算してみます。
1か月を30.4日で計算しました。
※楽天積み立てシュミレーションより引用
1本100円の場合の計算結果。
※楽天積み立てシュミレーションより引用
1本150円の場合の計算結果です。
購入頻度:毎日の分を40年間積み立てた結果 | |||
ペットボトルの値段 | 100円(3,040円/月) | 130円 | 150円 |
投資元本 | 1459200円 | 1896960円 | 2188800円 |
運用益 | 1356021円 | 1762827円 | 2034031円 |
合計 | 2,815,221円 | 3,659,787円 | 4,222,831円 |
ペットボトル資金を投資で積み立てればトータルで422万円に増える可能性もあるということがわかりました。
投資は確実なものではなく、あくまでも3%で運用できた場合のケースですが40年間の複利の効果で422万円になる可能性があるというのはすごいですね。
水筒を使った場合の40年間の支出、56万円を引いても366万円になります。
今日の100円、150円が未来の320~360万円になると分かると、投資はやめられませんね。
もちろん投資に回さずに、ただ貯金をするだけでも最初に計算した通り大きな差になります。
私は非常に大きいと思います。
ちなみに我が家は500mlの水筒と、家族でお出かけするようにスタンレーの1.9リットルの水筒を併用しています。
スタンレーの水筒はたっぷり大容量で旅行にも便利なのでかなりおすすめですよ。
以上「水筒の節約効果」のご紹介でした。
水筒を使うことは環境にも優しいですし、誰にでも出来るすぐに始められる節約として最適ではないでしょうか。