こんにちは、ひびといです。
我が家は現在中古の分譲マンションに住んでいます。
賃貸ではなくマイホームが欲しいと思った際に中古物件を検討されるご家庭も少なくないと思います。
今回は実際に6年間住んでみて分かった「中古マンションのメリット・デメリット」をご紹介します。
結論から言うと、我が家は中古マンションでよかったと思っています。
その理由を解説しますね。
目次
マンションのスペック
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我が家は自分たちの家計から中古マンションを購入したわけではありません。
親族が購入した物件を最低限必要なマンションの管理費のみで借りている状態です。
ただし購入の際に立ち合いもしたので、どのような流れで購入に至ったか、値段や売主さんとの交渉なども実際に見ていました。
私たち夫婦は資産形成が十分ではない若いうちにローンを組んでまでマイホームを所有しない、という考えなのでその点だけご注意ください。
まず初めに我が家が住んでいるマンションのざっくりとしたスペックからご説明したいと思います。
マンションのスペック
- 築年数 24年(入居時は17年でした)
- RC構造
- 12階建ての真ん中あたりの4LDK
- 駅から徒歩1分
- 環境はとてもよい
- 住民の方の雰囲気もとてもよい
このようなところに住んでいます。
もともと親族が所有していた物件で、何度も遊びに行ったことがあり、親族も数年住んでいたところなので周りの環境や住民の方の雰囲気がつかめていたのはとてもラッキーだったと思います。
正直そこは調べようと思っても実際に住んでみないとわからない面が大きいと思うので。
では、実際に住んでみて分かったデメリットからご説明しますね。
中古マンションのデメリットとは?
備え付けの家具や調度品が経年劣化で壊れる
入居した時は築17年だったのですが、それから7年住み続けさすがに備え付けの家具や調度品が何度か壊れました。
例えば
マンションのスペック
- 部屋のクローゼットの扉が外れる
- お風呂の備え付けの棚が割れる
- 網戸に破れが生じる
- トイレの換気扇が壊れる
- キッチンの備え付けの棚に貼ってある木目調インテリアシールの一部が破れる
- フローリングが傷むのが早い
といった点です。
特にお風呂の備え付けの棚が壊れた時は本当に困りました。
だって穴から隣の部屋の壁のようなものが見えているんですから・・・笑
結局この時は直るまで濡らしてはいけない、ということで自宅のお風呂には入れず銭湯で我慢しました。
子供がまだ小さいので毎日のこととなると苦労しましたね。
では、これらを直すのに一体いくらかかったかというと、以下の通りです。
場所 | 修理費用 |
クローゼットの扉 | 古いので直せないと言われる (なんとか自力で直して丁寧に使うことに) |
お風呂の備え付けの棚 | 5万円 |
網戸 | 保留 |
トイレの換気扇 | 9万円 |
キッチンの備え付けの棚 | 自力で修繕 |
フローリング | 自力で修繕 (見た目はイマイチ) |
さすがに自力ではどうしようもできない部分は万単位でお金が飛んでいきました・・・
これが新築であればさすがに10年以内に壊れるなんてことはよっぽどないと思いますが、中古の場合は入居してからどのタイミングで壊れていくか正直分かりません。
思ったより早く壊れてしまう可能性も高いので、あらかじめ修繕代は別でプールしておく必要があると感じました。
これは中古ならではのデメリットですよね。
修繕費が上がるのが早い
中古分譲マンションの場合、修繕費が入居してから割と早く上がる可能性が高いです。
我が家も入居して約3年後に4000円アップしました。
これは購入する前に管理会に聞けば今後のスケジュールがわかると思うので、確認しておいた方がいいです。
入居する時点での管理費・修繕費がずっと変わらないということはないのであらかじめ心づもりしておくと安心ですね。
やはり年数が経つとマンション自体も大規模修繕などを行わなくてはいけなくなるので、そのための費用が別でかかるのか、いつからかかるのかは把握しておいた方がショックが少ないと思います。
固定資産税が下がらない
住み始めて7年になりますが、固定資産税は全く下がっていません。
これは新築マンションも同じかもしれませんが、一軒家であれば固定資産税は徐々に下がっていきますよね。
マンションの場合そういったことがないので、ずっと一定額の固定資産税を払い続けることになるという覚悟は必要です。
ただ、我が家が感じているデメリットは正直これくらいで少ないんですよね。
修繕費は分かっていたことですし、備え付けの家具なども入居の際にフルリフォームされる場合はそれほど気にならないかもしれません。
次にメリットについてもご紹介しますね。
中古マンションのメリット
値段が安い
1つ目にして最大のメリットは何といっても「値段が安い」という点です。
中古なので、新築に比べて何割か安く手に入るのが最大のポイントですね。
リフォーム代を加味しても、同じ立地・同じ敷地面積の新築よりお安く買える点は大きいと思います。
値崩れしにくい
2つ目は「値崩れしにくい」という点です。
実は我が家は親族が中古で購入した時よりも値上がりしています。
住み始めてからもちょくちょく値段を気にしてみたりしているのですが、すぐ近くに便利な施設が出来たこともあり値上がりしたんですよね。
値上がりする前も購入した時とほぼ同じ値段で推移しており、中古マンションはなかなか値段が下がらないということが分かりました。
メモ
ただこれはマンションの立地・人気度などにも左右されると思います。
我が家はとても立地がいい場所で賃貸に出されているお宅もあり、全て満室なので人気の場所といえると考えています。
これが新築マンションや新築一軒家だと、よほどの人気エリア以外は中古になったとたん値下がりしてしまうケースが多いと見ていて感じます。
その点値崩れしにくいというのは、また手放したいと思ったときにも安心感はありますね。
隣家の状況をあらかじめ把握できる
分譲中古マンションの場合は、隣家・上下にどんな人が住んでいるのかあらかじめ把握することが出来ます。
なので周りの環境を気にされる方にもおすすめです。
新築だと後からどんな人が入ってくるか分かりませんが、中古の場合は売主さんからも話を聞けますし、調べやすいですよね。
見学に行った際も玄関周りだけでも隣家をチェックすることはできるので、
- ゴミ屋敷ではないか
- 整理されているご家庭か
- お子さんはいそうか
- 静かな環境か
くらいなら簡単に確認することが出来ます。
赤ちゃんの泣き声が嫌なら、ベビーカーや三輪車・小さい子供用の自転車が置いてあるお宅の側は避けた方がいい、という感じですね。
ただし中古の場合でも隣家の方が今後お引越しされる可能性はゼロではないので、その点は注意してください。
室内はリフォームすれば遜色ない
我が家は入居時に100万円かけて壁紙や畳・カーペット敷きのお部屋のカーペットの張替えなどを行いましたが、リフォームすれば十分新築と遜色ない感じにすることができました。
デメリットでも述べたように壊れていく箇所がある点は注意ですが、それ以外はいくらでもきれいにできるので中古だからと言ってみすぼらしくなるわけではありません。
ただ費用はかかるので、購入時にリフォーム代も考慮して予算内に収まるか決めるといいですね。
私たちは子供もまだ小さかったので、どうせ全部傷だらけになる!と割り切ってフローリングはリフォームしませんでしたが予想通り壁などは結構傷をつけられてしまったので、子供たちが大きくなってまだ住んでいたらもう一度リフォームしたいなと考えています。
まとめ
- 住み始めてから予想外の支出が発生する恐れがあるが、それを加味しても新築の割高さには勝るお得感がある。
- よほどひどい劣化でなければリフォームできれいにすることが出来る
- 自分たちの好きなようにリフォームが出来る
- 周辺環境のチェックがしやすい
新築一軒家や新築マンションにはかなわない点ももちろんありますが、注文住宅じゃなきゃ嫌だ!というわけではないのなら中古分譲マンションもいい物件に出会えればなかなかいいですよ。