こんにちは、ひびといです。
我が家は30代前半夫婦でセミリタイアをしました。
この生活を満喫している私ですが、セミリタイア生活に失敗した場合を想定し色々なパターンでシュミレーションしてみることにしました。
未来はどうなるか誰にも分からないため、ある程度想定したいと思います。
目次
セミリタイアにおける「失敗」とは?
セミリタイアには色々な解釈がありますが「定年退職前に早期退職をして自由な時間を増やし、ある程度の収入を得つつ暮らすこと」と言っても間違いではないと思います。
完全なるリタイアとの違いは「ある程度の収入を得つつ暮らす」という点ではないでしょうか。
完全なリタイアの場合、もう働かなくても一生食べていけるくらいの資産があるか、資産+年金の組み合わせ、もしくは投資からの収入が見込めるというケースになると思います。
それに対しセミリタイアとは少しは働かなくては資産が枯渇する、生活できなくなる可能性が高いわけですよね。
まれにセミリタイア済みの方の中で
というケースを聞くことがあります。
またこれからセミリタイアを考えている方の中には
と不安になる方も少なくないのではないでしょうか。
ではセミリタイアにおける「失敗」とは何でしょうか。
自分なりに考えてみたのですが
- 精神面
- 金銭面
この2つが原因として考えられると思いました。
精神面が原因になるケース
精神面が原因になるケースとしては
- 退屈で耐えられない
- やっぱり会社で仕事をする生活の方が合っていた
- 資産が減っていくことに耐えられなかった
などが考えられます。
会社を辞め、投資からの配当金や資金の取り崩しに加えてアルバイトや副業からの収入で暮らすのがセミリタイア組の鉄板だと思いますが以前に比べて自由な時間が増えることは明白です。
それを満喫し続けることが出来るか、できないかが1つの分かれ目となりそうです。
また少なからず安定した収入が入り続けていた頃に比べ、収入が不安定になったり、減ることで資産が目減りする可能性も少なくありません。
ある程度想像はしていたものの、実際に体験してみると耐え難いものだったというケースもありそうです。
金銭面が原因になるケース
2つ目は金銭面が原因になるケースですね。
これは分かりやすく、資産が枯渇する、もしくは枯渇しそうになるケースが失敗といえます。
ある程度資産を貯め、これくらいあれば大丈夫であろうという試算のもとセミリタイアをする方がほとんどだと思いますが、
- 想定外のことが起こったり
- 思ったより支出が多くなってしまったり
- 試算が十分ではなかった場合
などに資産が枯渇し以前のようにバリバリ働かなくてはいけなくなってしまったケースは失敗といえますよね。
ではこれらを我が家に当てはめて「もしも失敗したら」という内容でケース別にシュミレーションをしてみました。
常日頃夫とはかなり話し合いをしており、自分でもよく考えてはいる内容ではあるのですが形に残すのは初めての試みです。
せっかくいい機会なので詳しくまとめて可視化しておこうと思います。
1、退屈で耐えられなくなった場合
1つ目は精神面のケース「退屈で耐えられなくなった場合」ですね。
これは我が家の場合子供がおり、子育ての真っ最中ということでまず心配はなさそうです。
さらに収入源の1つであるブログ運営は趣味でもあるので、まず飽きることはありません。
ただ1つ懸念があるとすれば夫がいなくなってしまった場合ですね。
夫とは仲がよく、一緒に色々な場所に出かけることが多いので万が一1人になってしまったらこの生活に耐えられなくなる可能性は高いです。
その場合は気晴らしも兼ねて外でバリバリ働きたいですね。
2、収入が途絶えた場合
2つ目の懸念は「収入が途絶えた場合」です。
我が家の収入の柱は
- ブログ運営
- コンテンツ販売
- 配当金(分配金)
この3つです。
配当金が減る可能性は十分あります。
企業やETFに依存しており、世界情勢などに左右される可能性は0ではありません。
ある程度毎年の収入は見込めますが、確定ではありません。
コンテンツ販売はプラットフォームが廃止となった場合、収入が見込めなくなります。
2つのプラットフォームで販売していますが、急に2つとも廃止になるとかなりのダメージです。
もしもそうなったら他のプラットフォームでの販売も検討しますが、以前のような収入が発生するまでにはかなり時間も労力もかかりますね。
最後はブログ運営からの収入が途絶えるケースです。
万が一そんなことになると、大ダメージは免れません。
今まで培ってきた自分なりのノウハウはあるので、もしもそうなることがあってもまた再建は十分可能です。
ただし私の手法では軌道に乗るまでに時間を要します。
つまりここがダメージを食らった場合、生活防衛費を使い切る前に次の収入源を確保しなくてはいけなくなります。
このケースでも、脱セミリタイアをし就職するなど仕事を探す必要がありますね。
3、資産が枯渇した場合
3つ目は金銭面でのケース「資金が枯渇した場合」です。
正直これはよほどのことがない限りないと思っています。
資産が有り余るほどあるという意味ではなく、そうなる前に絶対に働きに出るからですね。
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これはもしもの時に備えて使ってもいい(なくなってもいい)お金なのですが、それ以上は性格的に手を付けられないと思います。
つまり今ある収入の柱だけでは生活費が足りなくなったとしても、確実に生活防衛資金を使い切る前に働きに出ると断言できます。
ただしもしものことがあり、働きに出ることすら難しくなるケースも考えられますよね。
例を挙げてみると
- 事故などに遭い一般的な就職が難しくなる
- 病気などで闘病の必要があり、一般的な就職が難しくなる
というケースです。
これらは最悪運が悪ければ夫婦そろってという可能性も0ではないと思います。
その場合は障害年金を申請する、実家に帰るなどの選択肢が考えられますね。
闘病にも耐えられるように、健康なうちに生活防衛資金を5年分ほどに増額するというのも1つの手だと思います。
生活防衛資金はもともと1年分では少ない気がしていたので、増額はした方がよさそうですね。
もしも失敗したらしたい仕事を考えておく
自宅でのんびり過ごしている私ですが、別に外で仕事がしたくないわけではありません。
ではいざ働きに出るとなったらどんな仕事がしたいのか?
という点ですが、これはいつも考えています。
今の生活はずっと続くかもしれませんが、続かない可能性も十分あるからですね。
具体的には3つほど、やってみたい仕事があります。
ただ今は現状の仕事がとても楽しく、生活に切羽詰まってもおらず、子供たちのためにも家にいたいので再就職は考えていません。
最悪このまま年齢が進み、40、50代になり選べる求人も少なくなってきた段階で失敗したら仕事を選ばずなんでもやるつもりです。
幸い選ばなければ仕事はたくさんある地域なので、老後もずっと働くことはできそうです。
いざというときはどうにかなる
ここまで色々なケースを想定して考えてみましたが、結論は
ということですね。
常日頃もしもの時に備えた覚悟はしていますが、色々考えてみてもなってみなくては分からない!という部分も大きいです。
我が家は住宅ローンを含め一切のローン、負債を抱えておらず、90歳くらいまでは今の家に住み続けられるくらいの資産はもうあります。
恐らく住むところには一生困らずに済むので、あとは子供たちを育て上げ、食い扶持を稼ぐだけ。
私は大人になるまでの人生が割と過酷だったので、大抵のことは乗り越えられる自信もあります。
ただやはり、こういう波のある人生はちょっと・・・という方はセミリタイアはせずに定年まで勤めあげるような人生設計の方が無難かもしれませんね。
我が家の改善案
最後にシュミレーションをしたうえでの我が家の改善案をまとめてみました。
- 生活防衛資金は5年分に増額する
(300万円×5年=1500万円) - 今の収入が途絶えることがあれば、1年以内に仕事を見つけ子供が独り立ちするまでは資産を目減りさせない
(教育資金を減らさないため) - するかどうかは別として、完全リタイアできる状態になるまでは資産の積み上げを継続する
- 夫婦で長く人生を楽しめるように、健康には気を付ける
セミリタイアってもし失敗しても生き方が変わるだけなので、いつどうなっても再挑戦の心を忘れずに頑張っていきたいですね。